ナイトバザーエリアにある、金曜の朝~昼前だけ開かれる朝市。
100年以上前、雲南地方からタイ北部に逃れてきたホー族の市場だそうです。
ホー族の中のイスラム教徒がチェンマイに逃れたあと建てた立派なモスクが市場の目の前にあり、ホーの家(บ้านฮ่อ)、という名称がついています。
タイ人にとってもこの市場は珍しいもの・見慣れないものがたくさんあるらしく、チェンマイに来たら行きたいスポットとしておすすめされています。
サタデーマーケットのような規模が大きい市場ではないので、ぶらぶら散歩にもぴったりです。
金曜朝市/ガードバーンホーの場所
ナイトバザーが開かれるチャンクラン通りからカオソイイスラムがある通りに入ると、人がたくさん集まっている場所があるのですぐ分かります。
9時過ぎに市場に到着したところ、お客さんがいっぱいいて混雑していました。

バイクで来られる場合は、駐車場もあります。5バーツ。
変わった生鮮・食べ物がいっぱい
敷地の入り口からずらっと屋台が続いて、奥へいくほどどんどんお店が密集してきます。
生鮮品
ドイアンカーンやチェンダオ、ドイサケットなどの山から運ばれてきた新鮮な野菜や果物が並んでいます。
また、山羊肉・牛肉・鶏肉(黒い)など、イスラム教に則したお肉も売られています。

山羊肉

黒い鶏(烏骨鶏?)

たくさん。
肉屋台はけっこう生々しいお店もあり、なぜかどう見ても豚の顔のような生肉も売られていました。

殻付きのくるみやアーモンド

小さなお店がとにかくたくさん

イチゴ・ほおずき
他にもハチミツ、乾物、謎の薬屋台、服など、日常生活に必要そうなものが売られています。
👆撮影時は1月。みかんが多い季節です。
市場の中央付近にみかん屋台がどーんと出ていました。
小粒なみかんが山積み。
ぱっと見はどのみかんも同じに見えますが、実際には3・4種類のみかんが並んでいます。
大量買いしてゆくお客さんが多かったのでつられて1キロだけ購入。試食もさせてくれました。甘くておいしい。
食べたもの・珍しいもの

飲食エリアは椅子がいっぱい
黒米と胡麻の甘いお餅・カーオプック
もち米のお菓子、カオプック(black sticky rice crape)なる食べ物がおいしいと教えていただいたので、先ずはそれを食べることに。
市場を右側奥へ進んだゾーンに数件続けて並んでいます。
ふにゃんとした平たい生地を炭火で焼くと、お餅と同じでぷーと膨れます。
焼けたら黒砂糖(キビ糖?)のようなものを塗って、バナナの葉で包んで出来上がり。お値段は忘れましたが15バーツくらいです。

看板のすみにタイ文字で「モチ」と書かれています
とても優しい味で、甘みもほんのり。お餅といっても粘りはほぼなく柔らかいので食べやすいです。
出来立ては結構熱いのでお気をつけください。
とうもろこしの蒸しご飯??

蒸し器でほかほか出来立て
ぱっと見何かわからない食べ物ですが、10個以上まとめて買ってゆく人が多いのでそんなに美味しいのかと食べてみました。
味見なので1つで十分なのですが、1個単位では売ってないようです。3つで10バーツ(5バーツ??)で売ってもらいました。

中身
とうもろこしの葉につつまれた、とうもろこしと潰したお米を混ぜたものです。
すごく柔らかくて崩れやすいので、ちょっと立ち食いはしにくい。
甘さは限りなく控えめ。糖分はとうもろこしの甘さのみなのかもしれません。
蒸しケーキ?のようなスイーツ
こちらは何で出来ているのか忘れてしまいましたが、試食させてくれて美味しかったので買ったスイーツ。
少し蒸したようなむちっと感があり、味は限りなく優しいです。
雲南は優しいお味が多いですね。
黒い鶏(烏骨鶏??)のクイッティアオ
チェンマイの中でもあまりお見掛けしない珍しい黒い鶏を使った麺メニューが食べられます。
飲食エリアに入ってすぐのお店にあります(他のお店にもあったのかも)。

鍋の中の黒い鶏
麺は白くて柔らかいコシの無いタイプ。お肉は骨が多くてちと食べにくい。
黒い鶏だけあって、骨も何もかも黒いです。
でもお肉にはしっかり鶏肉の濃い味がして美味しい。
スープは意外と普通のスープ+生姜風味。もっと鶏出汁が効いてても良いんじゃないかなという感じです。
絶対おすすめとは言いませんが、変わったメニューであることは間違いないのでぜひ一度お試しあれ。
お値段は一杯50バーツです。
どろっとしたカオフン(温)
👆こちらも飲食エリア入ってすぐのお店。行列ができていました。
黄色いものが「カオフン」という名前の、豆から作られた食べ物ものです。
冷なら寒天のように固まっており、温ならどろろっとした謎の風貌。
👆カオフン(温) 30バーツ
お店のお姉さんにカオフンが入った鍋を指して注文すると、ちゃちゃっと手際よく仕上げてくれます。
このどろっとしたペーストの底に麺が入っているので、食べる前に底から混ぜた方が食べやすいです。
印象としては、とりあえず辛くはなく味も受け入れやすく、食べれば体が温まる変わった麺料理。という感じ。
多少カタクリが使われているようなドロっと感ですので、そういう食感が苦手な方は向いてないかもです。
かなりぼてっとしているのでお腹がいっぱいになります。
カオソイヤム
こちらのお店は市場の外、通り沿いにあります。観光客も多く並んでいて、見るからに人気そう。
サラパオ(肉まん・あんまん?)やカオフンがメインメニュー。
👆黄色い卵豆腐みたいなものが、カオフン(冷)
ただでさえ少ない飲食スペースは満席でした。
>>>ガードノムセン
このお店ではカオフンではなく“カオソイヤム”を持ち帰りで購入。

持ち帰りのカオソイヤムセット。
カオソイと言えばカレーヌードルですが、こちらはかなり様子が違います。
帰って、お昼ご飯にいただきました。

全部和えたあと。
見栄えが悪すぎますが・・・
付属の汁もタレも全投入するとこうなります。
ラー油系ピリ辛の味。美味しい!
ちなみに小さい袋に入った汁のようなものは、開封した時ちょっと「??」という一瞬捨てようかと思うような匂いがしたのですが
和えてみるとこれが良い感じに油っぽさを消してくれました。
カレー風味は一切ないので普通のカオソイと全く違うものですが、こちらも美味しいです。
食べるラー油が好きな方にはぴったりじゃないでしょうか。
チェンマイ内の小さなイスラム&雲南は、ワロロットとはまた違うディープさがありました。
参考サイト:มัสยิดบ้านฮ่อ、ริวีวเชียงใหม่
おまけ:美味しいロティーマタバ

お向かいのカオソイイスラム
帰りに、カオソーイイスラムの真向かいにあるロティー屋さんにも立ち寄りました。
ここの「ロティーマタバ」が美味しいと教えていただいたので、こちらも食べて見ることに。
ロティー意外にも飲み物メニューがあるようです。

ROTEE MATABA
- 普通の甘いロティー
- 卵のロティー
- バナナのロティー
- ロティーマタバ
の4種類があります。
注文してから焼いてくれます。
↑ロティーマタバ 40バーツ
辛くないカレー味。
さくっとした生地。
かなーり美味しい!
口に合う人はとても多いと思います。
>>> 金曜朝市の場所をもう一度みる
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